対談 CROSS TALK
医師×初期研修医
若いドクターが
早く多く経験を積める環境がある
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齋藤 晴彦
副院長
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右京 大季
初期研修医
TALK
THEME 01
[テーマ]
早くから医師のやりがいを
感じられる現場
右京
私は2019年4月から西尾市民病院に勤務していますが、早い段階から救急車で搬送された患者さんのファーストタッチ(最初の診察)をさせていただいています。最初は緊張していたものの、患者さんを診断して、各科の先生に相談して、という流れができたときには、医師としての実感がとても湧きましたね。
齋藤
ファーストタッチはいろんな判断をする必要が出てくるので、最初は皆できるのかなと心配になったりすると思うんだけど、みんなやってきているから大丈夫。西尾市民病院は有能なベテランスタッフも多いから、最初は聞きながらやると良いかもしれないね。そういった方の意見はすごく参考になるから。
右京
そうですね。他の先生方のフォローはもちろん、救急外来にいる看護師さんたちも手厚くサポートしてくださいますので、すごく良い研修ができていると思います。
齋藤
研修医が救急を手伝ってくれると、救急車の受け入れの数を増やすことができて、病院にとって実は非常に大事なことなんだよね。それから、急性期病院というのは救急が一番要であるし、私自身も新人の頃、救急外来にいて非常にやりがいを感じた記憶があるよ。
右京
今は一つひとつ学びながらですが、このやりがいはこれからも感じ続けていきたいなと思います。
TALK
THEME 02
[テーマ]
幅広い経験ができるのは
少人数だからこそ
齋藤
医師が少ないと、医師一人にかかってくる期待やレベルが高くなるだけでなく、診療する量が多くなるんだよね。それは忙しいことでもあるけれど、若い医師にとってはやりがいでもあるし、患者さんにそれだけ接する機会があって、自分の経験を増やすこともでき、スキルUPにもつながっていくと私は思うよ。
右京
いろんな科を回っていると、どの先生もマンツーマンで指導してくださって、研修医でこんなこともやらせてもらえるんだということも、経験させていただいています。幅広く経験できるので、今後何科へ進むか余計迷ってしまいますね。
齋藤
研修医にもある程度やってもらわないと診療が回っていかないというのもあるけれど、早い段階でいろいろなスキルを身に付けることになれば良いなと思うね。
右京
まだ一人前でなくても、患者さんとこれだけ接することができるし、いろんな経験をすることができるのもありがたいです。
TALK
THEME 03
[テーマ]
‘つながり’を大切にする
西尾市民病院
齋藤
私は西尾市民病院にきて20年くらい経つけれど、ここは元々医師と看護師が分け隔てなく接していて、私たち医師から見ると看護師さんが非常に協力的。看護師さんも忙しいんだけど、共通の医療という目的があるから、医療のために、医師のために協力してくれる姿勢がある。それは当時からずっと素晴らしいなと思っているね。
右京
私もそれは感じています。看護師さんが協力的で、先生方のサポートもあって、研修医でも早くから多くのことを学ぶことができる。そういう環境だからこそ、自分たち(研修医)も残れる人はしっかり残っていきたいです。研修医上がりで西尾市民病院に勤務している方も増えてきているので、今後こういう流れが続けば病院の活性化にもつながっていくと思います。
齋藤
そうだね。医師も増えていくし、そういう流れを見てこの病院を希望する人が現れる良いきっかけになると良いかな。それから、医者一人ひとりが意識することも必要だけど、急性期病院の役割を維持しながら、周囲の病院と連携して、患者さんのやりとりも今以上に密にできれば、西尾市としてももっと安心できる地域になっていくね。
右京
病院に活気が出て、地域に元気が出るとうれしいですね!