About
当院のご紹介
チーム医療
チーム医療とは
チーム医療とは、一人の患者さんに医師をはじめ複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たることです。
病院では、さまざまな職種のメディカルスタッフが働いています。
こうした異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者さんに良質な医療の提供や生活の質(QOL)の維持・向上、患者さんの人生観を尊重した療養の実現をサポートしています。
治療や療養に関する質問や悩みの相談、希望などをメディカルスタッフに伝えてください。
当院で活躍する医療チーム
緩和ケアチーム
緩和ケアは、根治が難しいつらい病気を抱えた患者さんの心や身体のつらい症状を和らげることで、生活の質を高めることを目的としています。
病気の治療と並行して行われ、いつでもどこでも切れ目のない対応を受けられるのが理想的な緩和ケアです。
当院では、主にがんや心不全の治療を受けている入院患者さんを対象として、多職種で構成された緩和ケアチームが活動しています。
対象の患者さん
当院に入院中であり、がんや心不全などの根治が難しい病気による、心や身体のつらい症状を抱えた患者さん
チームメンバー
精神科医、外科医、内科医、がん薬物療法認定薬剤師、公認心理師、がん性疼痛看護認定看護師、管理栄養士、医療相談員(社会福祉士)
認知症サポートチーム(DST:Dementia Support Team)
西尾市民病院は、平成27年度より、愛知県「病院の認知症対応力向上事業」に参加しております。事業の主旨に沿って、認知症をもつ患者さんが身体治療を十分に受けられる体制を整備しています。
認知症のある患者さまが、病気、ケガによって入院が必要になった時、安心して治療を受けられるよう、当院では認知症サポートチーム(DST)が活動しております。
対象の患者さん
当院入院中で何らかの認知機能障害があり、治療継続に支障をきたしている、またはそのリスクがある患者さん
チームメンバー
医師、看護師(認知症看護認定看護師含む)、公認心理師、社会福祉士、薬剤師、作業療法士、言語聴覚士
栄養サポートチーム(NST:Nutrition Support Team)
栄養サポートチーム(NST)とは、入院患者さんの栄誉状態を把握し、栄養管理や栄養状態の改善が必要とされる方に対して、栄養を中心とした医療をサポートするチームのことです。
栄養状態を改善することで、免疫力や傷を治す力が向上し、症状の改善や予防、早期回復の効果が期待できます!
対象の患者さん
栄養状態や褥瘡(床ずれ)の有無などを調べ(スクリーニング)、それらをもとに栄養管理が必要かどうかを判断し(アセスメント)し、介入が必要と判断された、食欲低下や栄養状態の悪い患者さん。
また医師から介入必要と判断された患者さん。
チームメンバー
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・言語聴覚士・臨床検査技師など
感染対策チーム(ICT:Infection Control Team)
院内で起こるさまざまな感染症から患者さん・ご家族、職員、訪問者を守るため、予防対策に努めると共に、院内感染発生時の状況把握および発生原因を調査し対応するチームです。
対象の患者さん
当院を利用する患者さん・ご家族をはじめ、病院に関わる全ての人たち
チームメンバー
医師、臨床検査技師、薬剤師、看護師、事務員
褥瘡(じょくそう)対策チーム
褥瘡(じょくそう)は床ずれともよばれています。悪化すると治癒しづらいため、病棟スタッフへ予防・ケア方法の提案を行います。
また必要時NST(栄要サポートチーム)と連携を図り、適切な処置によって改善・治癒を目指し活動しています。
対象の患者さん
活動性が低下し、安静状態が長く続いた患者さんや、栄養状態の悪い患者さん。麻痺などで知覚低下した患者さん。
チームメンバー
医師(形成外科・皮膚科)、薬剤師、管理栄養士、皮膚・排泄ケア認定看護師
抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)
広域の抗菌薬が使用されている患者さん、感染症罹患患者さんを把握し、治療効果の向上、副作用防止、耐性菌出現のリスク軽減を目的として抗菌薬の適正使用を支援するチームです。
対象
血液培養陽性症例、特定抗菌薬使用症例(カルバペネム系、ニューキノロン系、抗MRSA薬、広域ペニシリン)
チームメンバー
医師、薬剤師、臨床検査技師、看護師、事務員