研修医 JUNIOR RESIDENT
研修理念・基本方針
臨床研修について
研修プログラムの特色
当院の臨床研修プログラムの特色は「選択自由度の高さ」です。
当院のプログラムは、国のガイドラインで定められている必須分野以外の必修分野が少なく、救急分野の研修も当直による並行研修で行います。そのためローテ―ト診療科を自由に選択できる期間が、1年目では14週、2年目では41週と非常に長く設定されています。
臨床研修の期間は、医師としての基礎を磨く重要な期間であるとともに、3年目以降の自身のキャリアを決定する大切な時期でもあります。
3年目以降の専門研修プログラムでは、研修医2年目の7月頃には受付が始まるプログラムもあり、1年目の自由選択期間は専攻科を検討できる良い機会となるはずです。
また、2年目の自由選択期間では、3年目以降を見据えた選択とすることも、臨床研修の2年間でしか経験できない幅広い診療科での経験を積むことも可能な柔軟な研修が行えます。どのような形であれ当院は研修医の向上心・意欲を大切にしています。興味のある領域には積極的に関われるように病院全体でサポートしていきます。
2次救急病院としての長所
当院は、中規模な急性期病院であり、2次救急病院です。地域の中核病院であり、各診療科ともcommon diseaseの患者さんが多く、初期研修において主要な診療科を数多くローテートすることで、primary careの習得に適していると言えます。
また、急性期病院ではありますが、3次救急病院と比べると入院患者さんを、急性期から亜急性期まで、より長いスパンで診て、治療することができることも長所であると考えています。
研修医にとって充実した環境
平成21年6月、医局や研修医室が一新され、特に、研修医室の環境は従来にも増して素晴らしくなっています。研修医のための教育プログラムや教育用の機器、教材なども年々充実させています。
ぜひ、医学部学生の皆さんには、当院を見学していただき、はつらつと働く研修医の様子や、快適な研修施設と最新の医療機器などを、自分の目で確かめて頂きたいと思います。そして、皆さんにとって大切な臨床研修生活を西尾市民病院で充実して送られる日を、スタッフ一同心待ちにしております。
私どもと一緒に、充実した研修をスタートさせましょう!
プログラム責任者 兼 研修指導委員会委員長
田中 俊郎
臨床研修の理念
医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける 。
臨床研修の基本方針
- 患者の声に耳を傾け、自分の眼で視て、手で触り、確かめる診療を身につけます。
- 患者としっかり話をして十分に説明し、同意を得て治療することを心がけます。
- 医療人として他人の痛みを理解する誠意ある心を育みます。
- プライマリ・ケアの理解を深め、患者を全人的に診る診療を目指します。
- チーム医療の一員であることを自覚し、他職種と協力して診療する姿勢を身につけます。
- 時代に即した技術への対応力を身につけます。
西尾市民病院臨床研修プログラム
Ⅰ 名称
西尾市民病院臨床研修プログラム
Ⅱ プログラムの目的と特徴
(1) 目的
プライマリ・ケアに必要な基本的な診察能力(態度、技能、知識)の習得に重点を置きつつ、将来進むべき科への一定の道筋をつける。
また、患者中心の診療を目指し、患者及びその家族と十分な信頼関係のもとに診療を行い得る能力の習得と医師を始めとする他の医療従事者との交流を通し、医療に携わる者として必要な人間性の育成を目指す。
(2) 特徴
- ①プライマリ・ケア(一般的に多く遭遇する疾患の診療、二次救命処置)の習得に重点を置くものであること。
- ②研修医の自主性、主体性を尊重するシステムとしていること。
Ⅲ 施設とその概要
【基幹型臨床研修病院】 西尾市民病院
所在地 | 西尾市熊味町上泡原6番地 |
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設置主体 | 西尾市 |
病床数 | 321床 |
診療科 | 内科(呼吸器、循環器、消化器、脳神経、内分泌・糖尿病、その他)、小児科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、呼吸器外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、精神科 |