研修医 JUNIOR RESIDENT

私の研修医時代の思い出。

名古屋大学医学部附属病院精神科 徳倉達也(当院研修医OB)

西尾市民病院で研修医として働いた時のことを何か書いて欲しいという依頼を頂戴し、筆を執らせて頂いた次第ですが、まず思い浮かんだのは、「働きやすい病院だった」という心地よい記憶でした。

時代ということもあるのでしょうが、熱意があれば色々な手技に積極的にチャレンジさせてもらうことができ、モチベーションを高めるにはとてもよい環境でした。

また、指導医の先生からは、「症状ではなく患者さんを診る」「フットワークは軽く」「独りよがりの医療にならない」といったことを叩きこまれ、特に、医療は連携が大切であることを教えられましたが、これは今も自分の羅針盤になっています。

現在、リエゾン精神医学(リエゾン=連携の意)を私が専門の一つにしているのも、「三つ子の魂百まで」ということかもしれません。

そういえば、当時、院内フットサル部を設立して初代キャプテンを努めさせて頂いたのですが、あれも多職種連携の一つの形だったと言えるかもしれません(笑)。

研修医の同期4人とは、勤務先は皆バラバラになってしまいましたが、今でも連絡を取り合う仲良い関係が続いています。