研修医 JUNIOR RESIDENT

地元での初期研修に臨んで感じたこと

 原田研修医

 私がこの病院を初期研修として選んだ理由は奨学金以外にも2つあります。1つは地元の医療を支えたいと思ったこと、もう一つは外科医として地域医療を支える病院の外科を学びたいと思ったことです。

 西尾市民病院の研修のメリットとして、救急外来での豊富な実戦経験を積めるということがあります。最初、右も左もわからない中での救急業務は、かなり不安に感じるでしょう。しかし振り返ってみると、研修医1年目で救急疾患にある程度強くなれる病院はなかなかありません。もちろんバックアップ体制が確立されている中での救急業務です。この経験は一つ大きな武器になると感じました。

 もう一つメリットとして、自身が興味のある診療科の研修で、かなりの手技や経験をさせていただけました。研修医のうちから執刀をさせていただいたこともあり、他科でも手技などは率先して研修医に挑戦させてくださるので、ここでも実践力が身につきます。

 また私は外科で学会発表の機会も与えていただきました。アカデミックな経験も研修医のうちから経験すると、今後のアドバンテージにもなり非常によい経験となりました。

 

※令和4年6月17日に開催されました「第47回 日本外科系連合学会学術集会 」において、原田研修医が優秀演題賞を受賞しました。演題名「待機的虫垂切除を考慮すべきであったと思われた虫垂結石の1例」