News

新着情報

新着情報詳細

病院通信2021年08月号 より良い病院を目指して「頼れる新入医師」

2021.07.30

市民病院には現在17の診療科があり、地域の人々の安全・安心を支えています。その中から、今年度入職した産婦人科と神経内科の医師2人に話を聞きました。

7年ぶりの産婦人科医

「話しやすい雰囲気を作って患者さんの話をよく聞くことが大切。また、分かりやすいようにかみくだいて説明するようにしている」と笑顔で話してくれたのは、前田修医師です。女性の下腹痛や不正性器出血などに対して診断と治療を行う産婦人科で勤務しています。一宮市出身の前田医師は、これまで数千件もの手術に携わるなど、医師として多くの経験を積んできました。そして、今年4月に市民病院に入職。市民病院には7年間産婦人科医がいなかったため「今後は産婦人科医をゼロにしないようにしたい」と話しています。産婦人科医として市民の役に立てることにやりがいを感じている前田医師。「そもそも産婦人科は受診しにくい科。それでも、異常を感じたらちゅうちょなく受診してほしい」と呼び掛けています。

患者さんの意思を大切に

優しい笑顔で冗談も交えながらインタビューに答えてくれた名古屋市出身の大野智彬医師は、神経内科で勤務しています。大学卒業後に他の大病院で5年間経験を積み、今年4月から市民病院で働いています。神経内科はデータだけではなく、患者さんの動きを観察したり、話を聞いたりすることで診断に繋げます。大野医師は患者と向き合う時間が多いところに人間味を感じ、神経内科を志望しました。市民病院では主に脳梗塞やてんかんの治療にあたっています。「話せなかった患者さんが話せるようになるなど、できなかったことができるようになった時がうれしい」とやりがいを感じている大野医師。難病を抱えながらも前を向く患者さんを見て、力をもらうこともあるようです。「患者さん自身が納得のできる人生にすることが大切。患者さんがやりたいことを意識して聞いている」と、患者さんの思いを理解することを大切にしています。大野医師が来たことで2人になった神経内科医。「病院全体で神経疾患の理解を深めていきたい」と前向きに語ってくれました。

市民病院のいま(広報にしお 2021年08月号)