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病院通信2021年12月号 若い力で未来を守る「地域医療を支える研修医 」

2021.11.30

近年、医師不足が叫ばれる中、市民病院は今年新たに5人の研修医を迎え入れました。高い志を持って、日々新たな経験を 積みながら現場で奮闘する研修医の皆さんに話を聞きました。

Q 印象的だった仕事

■山岸
 先月、整形外科で4件の手術に携わりました。大学病院では経験できない現場や症例を診られる機会が多く、毎日が学びの場になっています。

■原田
 手術での執刀です。研修医の人数が多くないので症例や経験の奪い合いがなく、いろいろな患者さんと直接ふれあえています。

■安東
 勤務して間もない頃、昼夜 を問わず、緊急時に呼ばれ対応したことです。医師という仕事の厳しさと責任を実感しました。 研修医同士で研修内容を振り返りながら、切磋琢磨する関係性 にも助けられています。

■麻植
 救急当番で緊急手術を経験したことです。大学病院などでは予定手術が多く、立ち会える機会も限られるため、さまざまな症例が診られたり、緊急性の高いケースを体験できたりと、自身の成長につながっています。 

Q 目指す将来像

■山岸
 整形外科を志望しています。 他病院の研修医よりも救急対応をした経験や知識を生かし、頼りにされる医師になりたいです。

■原田
 外科を志望しています。日頃から頻繁に起こりうる症例に対しての診察能力を磨き、お年寄りから若者まで幅広く対応できる地域に根付いた医師を目指し、地元に貢献したいです。 

■安東
 消化器内科を志望していま す。身ぶりや手ぶりなどで、安心感を与えられる医師になりたいです。病気やけがを治すだけでなく、心も元気になってもらいたいです。

■麻植
 脳神経外科を志望しています。手術・救急・外来など仕事は大変ですが、難しい症状を救えるのはかっこいい。師事している先輩医師のように、患者だけでなく医師や看護師に優しく丁寧に対応できるようになりたいです。

充実した臨床研修が未来を守る

研修医が2年間かけて行う臨床 研修は、臨床研修病院によって特 色が異なります。市民病院のプロ グラムは早い段階から現場での実 践を経験できるのが特色です。研修期間中は、いつも近くで医師や 看護師、その他多くの職員が見守り、命に関わる緊迫した現場では 時に厳しい指導を受けることも。 それでも、患者さんからの「ありがとう」の声は「大変だったことを忘れさせてくれる」と若さあふ れる充実した表情で研修医たちは語ります。 病院全体でのサポートの下、同志と助け合いながら奮闘する研修医たちの存在が、私たちの地域とその未来を守ってくれるのです。

市民病院のいま(広報にしお 2021年12月号)