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病院通信2019年12月号 正月に餅をのどに詰まらせないように気をつけることは...
2019.12.17
毎年、年末年始に餅を詰まらせて病院に救急搬送されるという事故が起こります。
特に高齢者は加齢に伴い唾液の分泌が減ったり、ものを噛む力が低下するため思わぬ事故につながります。
餅をのどに詰まらせないように気をつけることは
・小さく切って食べやすい大きさにする
・焦らずにゆっくり、よく噛んで食べる
・口の中のものがなくなってから入れる
・お茶など水分を補給しながら食べる
・一人で食べず家族や友人と一緒に食べる
・緊急時に備え応急手当法を知っておく
また、背中が丸いと顎が上がるため気道につまりやすくなるので姿勢を正しくすることも大切です。
もし餅が詰まってしまった場合、呼びかけに返答があれば「咳をさせる」返答がなければ救急へ通報(119番)を行い、速やかに背部を叩打するなどの応急手当を行い、詰まった物を取り除いてください。
日頃からゆっくり食べる習慣つくりがおすすめです。食べ方や姿勢に注意しながら安全に年末年始を過ごしましょう。
摂食・嚥下障害看護認定看護師 畑中 英子