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病院通信2022年07月号 地元で愛される医師を目指して「地域に根付く新任医師」

2022.06.30

4月から市民病院に赴任してきた浅井清也医師。医師免許を取得してからの9年で培ってきた知識や技術を生かして、
市民病院の医療の質を押し上げます。また、地元の皆さんに笑顔になってほしいと意気込んでいます。

医療の質を向上

「三河が好きなんですよね。何となく人が温かい感じがして」と少し照れくさそうに語るのは、消化器内科を専門にしている浅井清也医師です。県内の病院で最先端の医療を学んだ後、4月に市民病院へ赴任してきました。市民病院での目標を「今まで学んできたことを生かして、まずは医療の質を押し上げたい。ゆくゆくはこの地域全体の医療に貢献できれば」と語ります。

雑談から人間関係を

患者やスタッフを問わず、周囲とのコミュニケーションを大切にしている浅井医師。市民病院に取り入れたい最新の治療法はたくさんあるといいます。それでも「まずはスタッフの皆さんとコミュニケーションを取りながら、アイデアを小出しにしていくつもりです。赴任してきたばかりの医師にあれこれ言われたら、スタッフの皆さんも困惑するでしょうから」と周囲への気遣いを見せます。
 スタッフ以上に患者との関係にも気を配っている浅井医師は、診察後などのちょっとした時間に、患者と積極的に雑談しています。「雑談もしないような相手に相談はしないと思うんです。だから、まずは雑談で患者さんとの人間関
係を築きたい」と、患者とコミュニケーションを取りながら、人格や社会的背景などを含めた総合的な観点で治療を進める、全人的医療を目指しています。

チームプレーが好き

消化器内科を専門にした理由を「体を動かす手技が多いからかな。初期研修をしていて一番面白いと感じたんです」と語る浅井医師は、プライベートでも体を動かすことが好きで、趣味はバスケットボール。地道な繰り返しが必要なシュート練習なども苦にならないそうです。何よりチームプレーが好きで「個人の実績より、みんなで何かを成し遂げた方が楽しいんです」と、チームプレーの醍醐味を笑顔で語ります。

地元で愛される医師に

父親が市内で開業医をしているという浅井医師は、将来的に父親の後を継ぎたいと考えているそうです。 「父の後を継いだら、地域に根付いた医師になりたいと思っています。地元の人から頼りにされ、病気以外のことも相談される、そんな医師になりたいですね」と、抱負を語る浅井医師。最先端の治療法を市民病院に導入しながら、地元で愛される医師を目指して、今日も患者との雑談に花を咲かせています。

市民病院のいま(広報にしお 2022年07月号)