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病院通信2022年11月号 患者のコンプレックスに寄り添う「形成外科」

2022.10.31

ほくろやしみ、できもの、やけど跡など、体の表面の治療を専門とする形成外科。コンプレックス(劣等感)を少しでも解消するために、患者に寄り添う専門医と、高度な治療を支える最新のレーザー装置を紹介します。

形成外科とは

 形成外科は、しみや傷、皮膚の異常などに対して、機能や見た目、形態をより正常に美しく治療する外科です。
 治療の対象は、体の表面全て。ほくろやしみ、できもの、やけど跡や、通常5歳~6歳頃に消える蒙古斑が成長しても消えないなどの、皮膚の異常を治療します。また、まぶたが垂れ下がって見えにくくなる眼瞼下垂なども治療の対象です。

悩みから自信へ

 家族や本人の見た目に対する不安を解消し、生活の質の向上につながる治療をするのは、形成外科専門医・木内達也医師です。
 形成外科には、乳幼児からお年寄りまで、外表の異常に悩む患者が多くいます。 「患者が抱えるコンプレックスを解消して、笑顔で社会生活を送れるようにしたい」と、患者への想いを語る木内医師。患者の理想とする状態にできるだけ近づけられるように、詳しく説明したり治療後のイメージを共有したりしています。長期にわたって治療をすることもあり「治療を終えた患者に笑顔でお礼をしてもらえたときには、とてもやりがいを感じる」と話します。

治療の痛みを最小限に

 あざやしみなどは、皮膚の中にある色素粒子にレーザーを照射して治療します。9月には、30億分の1秒でレーザーを照射できる最新の装置を導入。従来のものに比べて短時間で、痛みや熱さが少なく、周辺組織へのダメージも最小限に治療できます。今まで完全に消せなかったしみなども、より美しく消せるようになりました。「より高度な技術で治療できるようになって、患者の負担を減らせるのはうれしい」と木内医師は笑顔を見せます。

一人で抱え込まないで

 「少しでも悩むことがあれば、まずは相談してほしい」と話す木内医師。より美しい見た目を取り戻すことは、患者の自信と笑顔につながります。自分の見た目を不安に思い、誰に相談したらいいか分からないことでも、一人で抱え込まないで、気軽にかかりつけ医などに相談してみてください。

市民病院のいま(広報にしお 2022年11月号)