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病院通信2023年02月号 患者や家族の生活を第一に考える「市民病院 看護部」

2023.01.31

「思いやりの心で、確かな医療・看護を提供し、地域の人々が安心して暮らすことができる支援」を理念に掲げる看護部。約330人の看護師が、一人一人の心に寄り添い、患者やその家族にとって最善の看護を提供しています。

「その人らしく」を大切に

 病気やけがで入院や通院をしたとき、患者やその家族にとって最も身近な存在と言われるのが看護師です。診断や治療の指示を行う医師の補助役として、注射や採血などの処置をはじめ、食事や入浴のケアをしたり、家族に投薬方法を説明したりと、幅広く支援。患者や家族の苦痛や不安な気持ち、心配事などにいち早く気付き、温かい心で寄り添っています。
 「患者さんの病状や生活習慣はもちろん、性格や考え方、人生観、価値観を尊重して『その人らしく』をモットーにした看護を心掛けている」と語るのは、小川友理子看護部長です。看護部の理念にある思いやりの心とは「相手の気持ち
になって考える」こと。患者の気持ちを理解し、最善の看護を目指しています。

専門知識を生かした看護

 市民病院では、病棟や外来で患者と接する看護師だけではなく、地域の診療所や他の病院との連携を取る地域医療連携室や、専門分野の看護技術と知識を有する認定看護師なども活躍しています。
 「患者さんと一緒に悩んで、考えて、治療を選択できるようにしたい」と話すのは、高須由江副看護部長です。治療方針を決定するのは医師や看護師ではなく、患者自身です。患者が抱える悩みに耳を傾け、専門知識を基にさまざまな支援の方法を提案。患者一人一人の意思を尊重し、健康的で質の高い生活を送れるように支援しています。

家族の負担を考える

 「患者さんだけではなく、家族にとっても最善の看護を提供したい」と話すのは、石川由香副看護部長です。患者にとっては最善の選択でも、家族にとっては重い負担になるかもしれません。患者を支える家族が身体的、精神的、経済的な負担を感じないよう、家族とのコミュニケーションを欠かさず、支援方針を決定することで、患者が安心して治療に専念できるサポートをしています。

市民病院看護部の使命

 市民病院の看護師は皆、思いやりの心を忘れずに日々、一人一人の患者と真剣に向き合っています。患者が大切にしていることや、患者の生活の背景に目を向け、患者やその家族が安心して暮らせるように、これからも確かな医療と看護を提供し続けます。

市民病院のいま(広報にしお 2023年02月号)