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病院通信2018年07月号 熱中症の予防について
2018.07.25
熱中症は、暑さに、私たちの身体が適応できないせいで生じるさまざまな症状の総称です。めまいや顔の火照り、手足の筋肉がつる、体のだるさや吐き気等が一般的な症状です。
昔は日射病と言われていた事も有り、炎天下の屋外で起こるものと思われがちですが、冷房の効いていない室内でも起こり得るものです。特に高齢の方は熱中症になり易い上に我慢強い方が多いので、重症になって救急搬送される事も良く有り、亡くなる事も稀ではありません。
室温が高い時は我慢せず冷房を使う、塩分も適度にとりつつ水分をマメにとる、睡眠をしっかりとる、外出する時は水分を持ち歩く等を常に心がけて下さい。また、最近は熱中症を予防することを目的としてアメリカで提案された暑さ指数(WBGT)という指標が国内でも用いられています。この高さに比例して熱中症の救急搬送も増える事が分かっており、テレビやインターネットでも毎日発表されているので参考にして下さい。危険域になると高齢の方は安静でも熱中症になると言われているため、外出は避けて下さい。
出典 : 環境省熱中症予防情報サイト(http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php)
副院長 田中俊郎