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病院通信2020年02月号 独居の高齢者の食事で気を付けること

2020.02.16

独居や高齢者だけの世帯では
買い物や調理が負担となり、食事の回数が減りがちになります。

 

 ご飯と味噌汁だけの食事で済ませるなど、栄養バランスを崩しやすくなります。高齢者が元気な体を保つためには、体力と抵抗力をつける「エネルギー」と、筋力低下を防ぐ「たんぱく質」を、十分に摂ることが必要です。健康のために野菜を努めて食べるという方は多いですが、毎食に主食と肉・魚・卵・大豆製品を使った主菜を食べることで、「エネルギー」と「たんぱく質」が効率よく摂れます。

その他にも、

♢少しずつでも3食食べる
♢食欲がない時はおかず(主菜)を優先する
♢1回の食事が少ない時は食事回数を増やす
♢調理が困難な場合は、宅配食や惣菜、レトルト食品を利用する

などの工夫で十分な栄養を確保しましょう。

 また、栄養状態を確認する一つの方法として、体重を週1回測定するとよいでしょう。体重が減ってきた時は、食事が不足していないか見直し、気になる時はかかりつけの医師や栄養士に相談してください。

管理栄養士  勝野裕子