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講演会・講習会 第30回外来糖尿病教室 開催報告 その他
－第30回外来糖尿病教室 開催報告－
【講演内容】
「健康なからだは健口から～糖尿病と歯周病の関係～」
講演者：Nurse Office OKADA 糖尿病看護認定看護師 岡田照代さん
第30回外来糖尿病教室を6月14日（水）に開催いたしました。
今回は、2022年3月まで碧南市民病院で活動されていた、糖尿病看護認定看護師である岡田照代さんに外部講師として来院して頂き、
「健康なからだは健口から～糖尿病と歯周病の関係～」というテーマでお話を頂きました。
会の最初では第28回外来糖尿病教室でもご紹介した“コグニサイズ”と呼ばれる認知症予防に有効とされる、認知課題を組み込んだ歌と運動を行いました。
そののち、歯周病についてのお話を頂きました。講演の最後には、参加者の方にもそれぞれ歯ブラシを実際に手に持って頂き、私たちが実践できる歯のセルフケア、特に歯磨きのタイミング・使う道具・磨き方について、大変わかりやすく指導を頂きました。
会の後には、参加された方から質問も頂き、それに対しても、わかりやすくご解説頂きました。
糖尿病と歯周病は関係がない様に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は糖尿病により歯を支える骨の吸収が促進され、その結果、歯周病が進行しやすくなる事が知られています。さらに、歯周病の進行、すなわち歯肉の炎症の悪化は糖尿病コントロールを増悪するため、糖尿病と歯周病には双方向の関係が成り立ちます。歯周ポケットについても5mmと聞くと非常に小さく聞こえますが、全ての歯に5mmの歯周ポケットがあるとすれば、それは片手の手のひらサイズほどの炎症が口腔内にあるという事になります。
糖尿病の方も、糖尿病でない方も、定期的な口腔ケアは重要です。良好な状態で歯を残す事は、食べる事、そしてその先の健康維持に大変重要となります。
この機会に是非皆様、改めて自身の歯の状態を確認して頂き、定期的な歯科受診を行い、健口とそれに続く、健康なからだを維持できるようにしていきましょう。
次回の開催内容は、薬剤師による「新しい糖尿病治療薬について」とミニ運動講座です。是非お気軽にご参加ください。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。詳しくは下記のポスターをご覧下さい。
西尾市民病院 糖尿病療養支援委員会 川久保 充裕
