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講演会・講習会 第32回外来糖尿病教室 開催報告 その他
- 第32回外来糖尿病教室 開催報告 -
【講演内容】
「しっかり見たことがありますか?採血データのお話」
講演者:臨床検査技師 吉田邦子
第32回外来糖尿病教室を8月9日(水)に開催いたしました。
今回は、「しっかり見たことがありますか?採血データのお話」というテーマでお話しさせていただきました。
採血は針を刺すため侵襲性があり、痛みを伴う検査です。しかし、採血した血液からわかることは非常に多く、主な病気として、貧血、肝臓・腎臓の病気、脂質異常症、糖尿病などがあります。その他にも、がんの検査や特殊検査として病気の原因や進行度を調べる検査など、様々な検査があります。
糖尿病の方に知っていただきたい検査項目として、ケトン体や血糖値とHbA1cの関係、リブレ(血糖値を測定できるセンサー)の結果の見方ついてお話させていただきました。リブレを使用している患者さんも増えており、リブレのメリットはとても大きいですが、指で測定する血糖値が1番正しいことを忘れないでいただきたいです。
採血だけで疾患を特定することは難しいですが、他の検査結果と組み合わせることによって、疾患の有無や診断に近づくことがあります。検査結果にも目を向けて、今一度ご自身の体の状態を十分に把握し、今後の健康にもつなげていただきたいと思います。
次回の開催内容は、看護師による「あなたの足は大丈夫ですか?~自宅でできるフットケア~」とミニ運動講座です。是非お気軽にご参加ください。多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。