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講演会・講習会 第58回外来糖尿病教室 開催報告 その他
- 第58回外来糖尿病教室 開催報告 -
【講演内容】
「一緒に確認しておきましょう。感染症への備え」
感染管理認定看護師 榊原 郁美
(文責:糖尿病・内分泌内科 川久保 充裕)
第58回外来糖尿病教室を2月25日 (水)に開催しました。
今回は当院の認定看護師の1人である感染管理認定看護師 榊原郁美看護師に専門である感染症のお話をして頂きました。
最初に感染症を考える上で「感染経路」と「病原体」、「宿主」の3つが大切になるというお話をさせて頂いたのちに、この中で今すぐ出来る対策として、「感染経路」、少し時間をかけて対策できる事として「宿主」についてお話をしました。
「感染経路」の話ではマスクの着用方法、またいつ起こるかわからない新しい感染症、災害に備えてマスクをローテートしながら備蓄する事の重要性、マスクがない時に咳やくしゃみが出てしまう時の正しい対処法、加えて手洗いの重要性についてもお伝えさせて頂きました。
「宿主」については、まず「宿主」が人や動物などウイルスや細菌が感染する対象の事を指す事をお話させて頂きました。感染症を予防するにあたり、「宿主」である私たちが免疫力向上に努めることが重要であり、栄養バランスの良い食事や、適度な運動、十分な睡眠、過度なストレスを貯めないようにする事で、感染しにくい「宿主」になる事の重要性をお話させて頂きました。また、ワクチン接種は100%の感染症の発症を防ぐものではないですが、発症しづらくする、もしくは重症化を予防する効果がある事から、接種のご案内があった方は積極的に受けて頂く事をお勧めさせて頂きました。
また、ワクチンに併せて抗菌薬と耐性菌のお話もさせて頂きました。一般的に風邪と呼ばれるものはほとんどがウイルス性のもので、抗菌薬が無効なものがほとんどです。さらに抗菌薬の不必要また、自己判断で早めに抗生剤を終了してしまうなどの不適切な使用は、抗菌薬に対して耐性を持つ耐性菌を生み出す事となるため、抗菌薬は適切な時に適切な量を正しく使う事が大切である事をお話させて頂きました。
糖尿病の方においては、高血糖状態が続く事で白血球の機能が低下し感染症に罹患しやすい、また重症化もしやすいと言われています。さらに神経障害により感覚が鈍くなり傷などに気づきにくくなる事で、気付いた時には重症化している事もあります。
これらの事から、糖尿病の方は良好な血糖管理を目指す事はもちろんの事、感染対策にも人一倍気を付けて過ごされる事をお勧めさせて頂きました。
次回第60回の開催内容は薬剤師による「最新のインスリン治療について」です。是非お気軽にご参加ください。






