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病理診断科

病理診断科ご紹介

ご紹介 Introduce

 病理診断科では顕微鏡を用いて病気の診断をしています。病理専門医(日本専門医機構認定)1人、非常勤病理専門医1人、病理検査技師3 - 4名(うち細胞診検査士2名)が、病理標本の作製、病理診断とその精度管理に努めています。
 病理診断は、悪性腫瘍を治療するための最終診断を提供しているため誤診は許されません。全科から提出される検体が対象となるため、1人の病理医では限界があります。そのため、名古屋大学医学部病理学講座にダブルチェックをお願いしています。
 また難解な症例は、名古屋大学病院病理部や愛知医科大学病院病理診断科に相談し、診断の精度向上に努めています。
 毎年日本病理精度保証機構の精度管理に参加しています。標本の質(免疫染色、抽出DNA,RNA)、フォトサーベイによる診断の精度ともに基準を満たしていることが認定されています。
 病理解剖は年平均3 - 4例行っています。研修医が助手として入ります。臨床研修の一環として、臨床病理検討会(CPC)を年3回開催し、研修医による剖検症例についてのプレゼンテーション(3例)が行われています。
 また、記録を西尾市民病院紀要に掲載しています。

主な診療分野

消化器(消化管、肝胆膵)、呼吸器、乳腺、頭頚部(耳鼻咽喉)、脳、皮膚および軟部組織、血液、子宮、前立腺など当院の診療分野から提出される生検や手術組織。

治療方針

正確な診断を提供することです。生検の70% (年間1400件)はダブルチェックを行っています。診断の訂正もありますが、速やかに確実に主治医に連絡することで医療過誤を防いでいます。

医師紹介

職名 医師名 専門分野・資格等
非常勤医師 伊藤 真文いとう まさふみ ※日本病理学会認定医
※日本病理学会認定病理専門医
※病理専門医研修指導医

年間診断実績

  • 病理組織診断 1895件(2022年~2024年の平均)
  • 病理細胞診  1513件(2022年~2024年の平均)
  • 病理解剖   4件(2022年~2024年の平均) 

診療担当医表

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