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診療科・部門
病理診断科
ご紹介 Introduce
病理診断科では顕微鏡を用いて病気の診断をしています。病理専門医1名で、病理組織検査、病理解剖を行っています。臨床検査技師3~4名(うち細胞検査士2名)が、病理標本の作製と精度管理に努めています。
病理診断は、悪性腫瘍を治療するための最終診断を提供しているため誤診は許されません。全科から提出される検体が対象となるため、1人の病理医では限界があります。そのため、名古屋大学医学部(病理部、病理学講座)、愛知医科大学病理診断科の援助の下、ダブルチェックによる診断の精度向上に努めています。
2018年4月に新専門医機構が発足したため、名古屋大学医学部と愛知医科大学の専門研修連携施設になりました。病理専門研修医が当院で週1日病理診断の研修を行っています。
病理解剖には研修医1名が助手として入ります。臨床研修の一環として、臨床病理検討会(CPC)を年2回開催し、研修医による剖検症例についてのプレゼンテーション(計3例)が行われています。
主な診療分野
消化器(消化管、肝胆膵)、呼吸器、乳腺、頭頚部(耳鼻咽喉)、脳、皮膚および軟部組織、血液、子宮、前立腺など当院の診療分野から提出される生検や手術組織。
治療方針
正確な診断を提供することです。生検の70% (年間1400件)はダブルチェックを行っています。診断の訂正もありますが、速やかに確実に主治医に連絡することで医療過誤を防いでいます。
医師紹介
実績
3年間(平成28年~平成30年)の平均診断数
- 病理組織診断 2200件/年 術中迅速診断34件/年
- 病理細胞診断 1600件/年
- 病理解剖診断 3件/年
- 臨床病理検討会(剖検例) 3例/年
- 外科病理検討会 8例/年