Department
診療科・部門
放射線科
ご紹介 Introduce
・診断
CT、MRI、核医学、血管撮影等の各種画像診断を、臨床情報や検査目的から適切な撮影方法で施行しています。画像診断報告書は、当院での病歴、過去画像も参照し、臨床的な問題解決に役立つように作成しています。
・CT
マルチスライスCTのデュアルエナジーの導入により、低被曝で、短時間に広範囲の、より精密な撮影が可能となっています。3次元画像表示(任意の断面、血管、骨等の選択表示)も適時作成し、有用な画像を提供しています。
・MRI
1.5テスラ装置により、体幹部の拡散強調画像の撮影も可能です。MRAは、頭頚部では造影剤を使用せず施行可能ですが、体幹部、四肢については造影剤を使用し、良好な血管描出が得られています。
・IVR(画像下治療:インターベンショナルラジオロジー)
画像診断技術を応用した癌、血管病変(良性も含む)に対する低侵襲的治療の総称で、血管系と、非血管系に大別されます。血管系IVRには、慢性C型肝炎に関連が多い、肝癌に対する肝動脈塞栓術、門脈圧亢進症に対するB-RTO、PSEの他、(外傷性)出血に対する動脈塞栓術、血管狭窄病変に対する血管拡張術、ステントを用いた治療等があります。非血管系IVRには、CT下での生検、膿瘍ドレナージ、気管支狭窄に対する気管支ステント留置等があります。尚、H26/12血管撮影装置の更新により、2方向同時撮影や、精密な3D画像、CT様の画像も可能となり、より高度な治療が、安全に施行できる環境となっています。
(平均年間実績:約100件、日本IVR学会専門医修練施設認定)
放射線治療
・放射線治療は、がん治療の3本柱の一つとして重要な役割を果たしています。
R05/3、更新された治療装置により、放射線治療が再開されました。最新の装置が導入された結果、定位放射線治療が可能となりました。手術に匹敵するような治療効果が期待できる治療法です。
(平均年間実績:100症例)