Department
診療科・部門
外科
ご紹介 Introduce
一般の方々のイメージとしては、外科は骨折も治し、傷も治し、内臓も治し、手術は全て外科が行うというイメージがあるかもしれません。
しかし、当院では、骨折や関節痛などは整形外科、頭部外傷や脳腫瘍などは脳外科、一般的な傷や体表のできもの(腫瘍)などは形成外科というようにそれぞれ専門科が対応しています。
外科(一般外科)が担当するのは、主に、食道・胃・小腸・虫垂・大腸などの消化管(管腔臓器)、肝・胆・膵・脾などの腹部実質臓器、乳腺・甲状腺などの内分泌臓器となります。
この他にも、週に2回の割合で心臓血管外科の専門外来を行っておりますので、血管に異常があって長く歩けないだとか、下肢静脈瘤でお悩みの方はこちらをご利用ください。
症状を診て適切な科にご案内いたしますので、以上のような症状で思い当たる方は、お気軽にご相談ください。
主な診療分野
消化器外科
食道・胃・小腸・虫垂・大腸などの消化管(管腔臓器)、肝・胆・膵・脾などの腹部実質臓器、ヘルニア(脱腸)などが診療の対象です。これらの臓器に発生した、がんをはじめとする腫瘍、急性虫垂炎や胆石胆嚢炎などの炎症性疾患、腸閉塞、胃や十二指腸潰瘍の穿孔、外傷などに対する手術が主な仕事です。
乳腺外科(乳腺外来)
乳がんをはじめ、あらゆる乳腺疾患が診療の対象です。手術のみならず病気の診断から乳がん手術後の薬物療法や再発時の薬物療法などに至るまで関連各科と協力しながら乳腺疾患診療の中心を担っています。乳がんは女性における罹患率第1位のがんです。最近は検診が普及し、無症状で発見される乳がんも増加しています。乳がんは早期に発見して治療を行えば治る可能性が比較的高く、手術をして再発なくすごされている方が多くみえます。
乳がんの代表的な症状は、しこりです。しこりがなくて乳頭からの分泌や皮膚のただれ・むくみを引き起こしたりする場合もあります。また、早期の乳がんで痛みを伴うことはまずありません。乳房に異常を感じた場合は、早めに医療機関を受診してください。
当院の乳腺外来の受け付けは、毎週月曜・木曜の午前8時30分~11時です。開業医の先生からのご紹介も受け付けています。
内分泌外科
甲状腺・副腎などの内分泌臓器に発生した、がんをはじめとする腫瘍などに対する手術が主な仕事です。
心臓血管外科
藤田医科大学病院と連携し、非常勤医師が週2回外来診察を行っていますので、お気軽にご相談ください。手術などの治療が必要な場合には、藤田医科大学病院をはじめ専門病院へご紹介いたします。
治療方針
当科の扱う領域は消化器がん、腹部救急疾患や腹部外傷などの消化器外科手術や乳がん手術が中心ですが、外科の中も極端に細分化された都市部とは異なり、当地域の中心的二次医療機関として甲状腺等の内分泌疾患、下肢静脈瘤などにも対応しています。
中でも、超高齢化社会を迎え、がん診療が大きなウエートを占めています。各種の診療ガイドラインに準拠して標準的な治療を提供するよう心掛けています。
昨今進歩の著しい内視鏡下手術も積極的に実施しており、小さな創での手術を実施し患者さんの負担軽減に努めています。より質の高い内視鏡下手術を目指して手術機器の更新もはかっています。
最新のマンモグラフィー機器を導入し、乳がん診療の精度も更に高まっています。
その一方、複数の合併疾患を有する高齢の患者さんなどに対しては、QOL(生活の質)を考慮して不要・過大な手術は避け、治療の効果と手術による負担のバランスを考えた診療を心掛けています。
さらにがん診療に関しては、手術のみならず、手術前の化学療法(抗がん剤治療)、手術後の補助化学療法、再発に対する集学的治療(化学療法や放射線療法、緩和手術などを組み合わせた治療)、緩和ケアに至るまで、関連各科と協力しながら、外科のスタッフが主治医として患者さんの診療に当たっています。消化器がんや乳がんに関しましては、当院で診療を完結できる体制を整えています。
医師紹介
主な医療機器
- MDCT
- ドップラー超音波
- PCM(phase contrast マンモグラフィ)
- 腹腔鏡用手術器具
- RFA
- VIO systemおよびAPC、バイクランプ