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整形外科

整形外科ご紹介

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 整形外科では、骨・関節・筋肉などの運動器の病気やケガが診療の対象となります。
老若を問わず、自分の思い通りに活動し、「生活・人生の質(英語でQOLと略します)」をより良いものとするには、運動器の障害を減らすことが大切です。 また、運動器の障害で活動性が低下すると、心肺機能が弱ったり、生活習慣病の予防や治療のための運動療法が難しくなったりして、生命にとっても悪循環を招きます。 運動器は、心臓・血管系の次に老化の早い器官と言われています。

 整形外科で扱う病気は、つきつめると加齢によるものが多く、残念ながら元通りにはならないものもありますが、放置すると別の運動器にも悪影響を与えます。 だからこそ、病状に応じて適切な治療を選択し、悪循環を断ち切ることが必要です。

主な診療分野

  • 股関節・膝関節の重度変形性関節症やリウマチによる間接破壊例には、積極的に人工関節置換術を行いADLの向上を図っています。
  • 肩腱板断裂、反復性肩関節脱臼などの肩関節疾患や、前十字靭帯断裂、半月板損傷などの膝関節疾患に対しては、積極的に関節鏡手術による低浸襲手術を行っています。
  • スポーツ外来では、成長期のスポーツ傷害を中心に、迅速な診断と競技特性に併せた治療を行います。ケガを治すだけでなく傷害を予防する治療を目指しています。
  • 脊髄分野では、頚椎症性脊髄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などの重症例には椎弓形成術や開窓術などの除圧手術を行っています。
    また、手術以外にも腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症に対して選択的神経根ブロック治療なども行っています。
  • 関節リウマチに対してはリウマチ専門医による外来を月1回設け、生物製剤をはじめとする最新の薬物治療を行っています。

治療方針

当科では、薬物療法・装具療法・理学療法のほか、手術療法として、人工関節・背骨に由来する神経障害を軽減する手術・膝などのじん帯や関節軟骨の移植・関節鏡による膝や肩や足首の手術などを行っています。
また、高齢者に多発する大腿骨頚部骨折に対しては地域連携パスを運用して年間約170例の手術を行い、術後のリハビリを地域の回復期リハビリ病院へ依頼してします。
脊髄圧迫骨折は年間約130例の入院患者をクリニカルパスを活用して急性期の治療を行い、回復期のリハビリを地域の回復期リハビリ病院へ依頼しています。

医師紹介

職名 医師名 専門分野・資格等
整形外科部長
兼リハビリテーション科部長
犬飼いぬかい 規夫  のりお 整形外科全般
※膝・肩関節外科
※日本整形外科学会専門医
整形外科部長 岸本きしもと 賢治  けんじ 整形外科全般
※日本整形外科学会認定専門医・指導医
※日本リウマチ学会専門医・指導医
※日本整形外科学会運動器リハビリテーション認定医
※難病指定医
医長 三井みつい 洋明 ひろあき 整形外科全般
※日本整形外科学会認定専門医
医師 鈴木すずき 崇弘 たかひろ 整形外科全般
医師 寺澤てらさわ 慧  さとし 整形外科全般



実績

主な整形外科手術実績

令和4年

主な医療機器

  • ヘリカル3次元CT
  • 骨密度測定器(DXA)
  • 手術用顕微鏡
  • 関節鏡
  • 人工関節手術用バイオクリーンルーム
  • 超音波診断装置

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診療担当医表

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