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診療科・部門

臨床検査室

臨床検査室ご紹介

ご紹介 Introduce

臨床検査室では、生化学、免疫検査、血液検査、輸血検査、一般検査、細菌検査、病理細胞診検査等の検体検査、心電図や脳波、超音波等の生理学的検査、および外来採血を行っています。
当院は検体検査管理加算(IV)および病理診断管理加算1の施設基準を満たし、国家資格(臨床検査技師免許)を持つ専門職員23名と、看護師1名(採血部門)が従事しています。さらに各分野の認定資格を数多く有しています。
輸血部門では輸血管理料I に準じた検査体制をとっており、病理部門では日本病理学会認定施設(平成25年現在、愛知県下19施設)、日本臨床細胞学会登録施設に登録しています。生理機能部門では、心臓カテーテル検査時のポリグラフ操作を積極的に担当し、365日24時間体制で、常時、早く、正確で、質の高い検査を行っています。
精度管理には、日本臨床衛生検査技師会、愛知県臨床検査技師会、細胞学会、自動分析機器メーカー等の外部精度管理を実施し、精度の向上に努めています。
各種学会、研修会、技師会に積極的に参加し、演題発表も数多く行っています。また定期的に検査室内で勉強会を開催し、日々研鑽に励んでいます。

臨床検査室指針

患者さんへのサービス・精度の向上・経営改善に努める

  • 業務を見直し、効率化、安全管理を進める。
  • 正確で迅速な情報の提供を行う。
  • コスト削減を行い、経営改善に努める。
  • 接遇を含めた患者さんへのサービスを向上させる。

各種認定技師

  • 細胞検査士 2名
  • 国際細胞診断士 1名
  • 認定病理検査技師 1名
  • 超音波検査士(腹部) 5名
  • 超音波検査士(循環器) 6名
  • 超音波検査士(血管) 1名
  • 超音波検査士(体表) 1名
  • 認定輸血検査技師 2名
  • 緊急臨床検査士 4名
  • 糖尿病療養指導士 2名
  • 認定心電検査技師 2名
  • JHRS認定心電図専門士 1名
  • 認定技術師(脳波分野) 1名
  • 認定技術師(筋電図神経伝達分野) 1名
  • 弾性ストッキングコンダクター 1名
  • 二級臨床検査士(病理学) 1名
  • 特定化学物質作業主任者 3名
  • 有機溶剤作業主任者 2名

生化学・免疫検査

生化学検査は、血液から肝機能、腎機能、脂質・糖代謝機能等を調べる検査です。また免疫検査では感染症、腫瘍マーカーを検査しています。

生化学検査

AST、ALT、尿素窒素、クレアチニン、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、血糖等を測定します。

検査項目の臨床的意義

全自動生化学分析装置

全自動生化学分析装置

免疫検査

B型・C型肝炎ウィルス、HIV、CEA・CA19-9等の腫瘍マーカーを測定しています。

免疫分析装置

免疫分析装置

血液検査

血液中の赤血球数・白血球数・血小板数の算定、血球形態観察、凝固機能等の検査を行っています。これにより、白血病等さまざまな血液の病態を知ることができます。

血球分析検査

赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン量を測定し、炎症や貧血の有無を調べます。

多項目自動血球分析装置

多項目自動血球分析装置

血液像検査

血液を染めて顕微鏡で赤血球、白血球、血小板の形態観察、分類を行います。この検査は血液疾患の診断に非常に役立ちます。

  • 正常な血液像

    正常な血液像

  • 異常(白血病)な血液像

    異常(白血病)な血液像

凝固機能検査

血液の固まる時間を測定し、凝固機能に問題がないか調べます。また、抗凝固薬療法のモニタリングとしても行われます。

全自動血液凝固測定装置

全自動血液凝固測定装置

輸血検査

血液型や、輸血する血液製剤が患者さんに合っているか検査を行います。日本赤十字血液センターから納品された血液製剤を、安全に輸血できるように管理しています。

全自動輸血検査装置

全自動輸血検査装置

輸血用血液製剤

  • 赤血球製剤
    慢性や急性の出血時や、貧血の改善に使用されます。

赤血球製剤

  • 血小板製剤
    血小板の減少や、血小板が正常に機能しないため出血が止まらない時に、止血や出血の予防に使用されます。

血小板製剤

  • 新鮮凍結血漿製剤
    血液を固まらせる成分の凝固因子が不足し、出血しやすい時に使用されます。

新鮮凍結血漿製剤

  • 自己血製剤
    患者さん自身の血液を保管しておき、手術時の出血に備えます。

一般検査

尿、髄液、便、穿刺液、精液等の状態を検査しています。

尿試験紙検査

蛋白質、ブドウ糖、ケトン体、白血球、潜血等尿中の成分を検査しています。

自動尿定性分析装置

自動尿定性分析装置

尿沈渣検査

尿中の白血球、赤血球、扁平上皮細胞、尿路上皮細胞、尿細管上皮細胞、円柱、細菌、結晶等を顕微鏡で検査します。

細菌検査

喀痰、胸水、腹水、髄液、関節液等の検体より感染症の原因となる細菌を調べています。また、どのような薬剤が有効か検査しています。
食中毒菌検査(病原性大腸菌、サルモネラ菌、赤痢菌等)の検査および検出を行います。

血液培養専用の採血ボトルと測定機器を用い、血液中の細菌を培養、監視します。細菌が検出された場合、速やかに種類の同定と薬剤感受性検査を行います。

自動血液培養装置

自動血液培養装置

インフルエンザウィルス検査、A群β溶血連鎖球菌抗原検査、アデノウィルス検査、RSウィルス検査、ロタウィルス検査、クロストリジウム検査等、キットを使用した迅速検査を行っています。
抗菌薬の使用に伴い、増加傾向にある薬剤耐性菌の監視(MRSA、VRE、MDRP等)を行っています。また、他部門の職員と連携を取り、院内感染防止に努めています。

病理細胞診検査

病理組織検査

手術等で採取された組織材料を処理し、顕微鏡で観察して病気の診断や補助診断を行います。手術中に採取された組織材料を迅速に標本化して、診断を行います(手術中迅速検査)。過去症例の検索、組織包埋ブロック、標本等を的確に保存しています。

  • HE染色(乳癌)

    HE染色(乳癌)

  • 免疫染色

    免疫染色

細胞診検査

細胞検査士が専任でスクリーニングを行い、喀痰、尿、婦人科スメア等の中に腫瘍細胞が存在していないかを顕微鏡で見ています。また、乳腺、リンパ節等の病巣部を穿刺して、その中に腫瘍細胞が存在していないか見ています。

  • 正常扁平上皮細胞(喀痰)

    正常扁平上皮細胞(喀痰)

  • 扁平上皮癌細胞(喀痰)

    扁平上皮癌細胞(喀痰)

病理解剖

ご遺族の承諾のもとに、ご遺体を解剖し、その死因や治療効果、病気の進行を確認させていただき、今後の医療に役立てられます。

循環生理検査

心電図検査

心電図は心臓で起こる電気信号を波形として記録したもので、不整脈、心肥大、虚血性心疾患等の診断に役立てられます。また、手術前や入院時の精査などでも行われます。

心電図検査

ホルター(24時間)心電図検査

日常生活(24時間)の心電図を記録し、心疾患、不整脈の判定や自覚症状(胸痛・動悸)時の心電図変化を見ます。

ホルター(24時間)心電図検査

ホルター(24時間)血圧計検査

日常生活(24時間)の心電図を記録し、心疾患、不整脈の判定や自覚症状(胸痛・動悸)時の心電図変化と血圧の変動を見ます。

トレッドミル運動負荷試験

胸部の圧迫感や胸痛の自覚症状はあるが、安静時の心電図では異常が見られない場合に、運動することによって心臓に負荷をかけ心電図の変化と血圧の変化を見ます。循環器医師の立ち会いのもと、ベルトコンベアの上で歩くことで負荷をかけ、検査します。

トレッドミル運動負荷試験

肺機能検査

肺活量、肺機能等を調べる検査で、肺疾患の診断や、手術前検査としても行います。

肺機能検査

超音波検査

装置から超音波を発射し、各臓器からやまびこ(エコー)のように反射して帰ってくる超音波を捉えて画像にし、その位置、形態などを検査します。

超音波検査

睡眠無呼吸検査

寝る前に鼻・喉・指にセンサーを装着し睡眠中の呼吸状態を記録し、睡眠時無呼吸症候群をスクリーニングする簡易型検査です。

神経生理検査

脳波検査

脳内で発生する電気信号を波形として記録したもので、脳の機能を見る検査です。l頭に電極を装着し、覚醒時や睡眠時の脳波、さまざまな刺激(開閉眼、深呼吸、光等)に対する脳波の反応を記録します。

脳波検査

誘発筋電図

筋電図検査は、手足のしびれを訴えられる患者さんを対象にしびれの原因を診断するために行われる検査です。運動神経や知覚神経に経皮的に電気刺激を与え、刺激の伝導速度、振幅等を測る検査です。

誘発筋電図

聴力誘発電位(ABR)

脳波を使った聞こえの検査です。音を聞いてその刺激が耳だけでなく、その先の聴神経や脳まで上手く伝わっているかを調べる検査です。

聴力誘発電位(ABR)