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診療科・部門
薬剤室
ご紹介 Introduce
現在の医療において医薬品は不可欠であり、その重要性は将来も変わることはないと思われます。効き目の優れた多くの医薬品が開発され、それに伴い服用方法・使用方法の複雑な医薬品が増えています。私たち薬剤師は患者さんの安全を第一に考え、薬が適切に使用されるように、そして医療事故防止と副作用防止に努めています。
また、新入職薬剤師に対して教育プログラム、薬学生には実務実習コアカリキュラムに沿って、患者さんや他の医療スタッフから信頼される薬剤師を目指し教育しています。
薬剤師所属学会・各種認定(令和6年1月現在)
日本病院薬剤師会 | 19人 |
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愛知県薬剤師会 | 2人 |
日本医療薬学会 | 6人 |
日本臨床栄養代謝学会 | 4人 |
日本くすりと糖尿病学会 | 3人 |
日本臨床腫瘍薬学会 | 1人 |
日本化学療法学会 | 2人 |
日本緩和医療薬学会 | 2人 |
日本感染環境学会 | 1人 |
日本癌治療学会 | 1人 |
日本褥瘡学会 | 1人 |
日本腎臓病薬物療法学会 | 1人 |
日本小児臨床薬理学会 | 1人 |
日本在宅薬学会 | 1人 |
日本禁煙科学会 | 1人 |
日本老年薬学会 | 1人 |
日本病院薬剤師会 日病薬病院薬学認定薬剤師 | 15人 |
日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師 | 5人 |
日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 | 2人 |
日本糖尿病療養指導士資格取得薬剤師 | 3人 |
日本静脈経腸栄養学会 認定NST専門療法士 | 4人 |
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 | 3人 |
日本薬剤師研修センター 認定薬剤師 | 1人 |
日本薬剤師研修センター 漢方薬・生薬認定薬剤師 | 1人 |
日本薬剤師研修センター 小児薬物療法認定薬剤師 | 1人 |
日本医療情報学会 医療情報技師 | 1人 |
日本褥瘡学会 認定薬剤師 | 1人 |
日本薬剤師会 JPALS認定薬剤師(CLレベル6) | 1人 |
お知らせ
- 薬局受付は、平日午前8時30分から午後5時15分まで開いています。薬を時間外に受け取りにみえた場合、主治医が不在となり、問い合わせなどに対応できなくなりますので、時間内に受け取りにお越しください。
- 当薬局で薬をお預かりする期間は処方日より7日間となっています。7日を過ぎますと処分いたします。
- 薬の飲みあわせによっては、効果が弱くなったり、副作用が強く現れたりすることがあります。他に使用している薬や、健康食品などがある場合は、必ず医師または薬剤師にお伝えください。
薬剤室業務内容
調剤業務
処方せんに従って、正確に調剤を行います。ただ薬を調合するだけでなく、薬が適正に処方されているか(子供は小児の量で、大人は成人の量で処方されているか、服用時間に誤りがないかなど)のチェックや、病院内の他の診療科で処方された薬と重複していないか、薬同士の飲みあわせによる害がないかどうかなど、薬を安全に使っていただくために調剤しています。また、お薬の取り間違えを防ぐために、PDA(携帯情報端末)を用いて正確な調剤を実施しています。
同時に、その薬を使用する方(患者さん)が、有効・かつ安全に使用されるように、薬の効果・使い方・注意点などを、説明書を通してお伝えします。吸入剤やインスリン注射など特別な説明の必要な方や、外来でお薬を処方された方でわからないことのある方には、薬局受付または「外来指導室」で説明をしています。
医薬品管理業務
医薬品の購入、管理、供給を計画的に実施します。病院で採用している薬は、内服薬、外用薬、注射薬、試薬など約1,300種類、なかには麻薬・毒薬・劇薬・向精神薬など特別な管理が必要な薬品もあり、厳重な管理により保管・記録をしています。
DI(医薬品情報)業務
毎年、たくさんの薬が発売され使用されていますが、これらの薬が安全かつ有効・適性に使用されるためにも、薬の情報は大変重要です。これら病院で新しく採用された薬の情報や、厚生労働省より報告される副作用、その他の膨大な資料の中から、有効かつ安全に薬を使用するために必要な情報を「DI(医薬品情報)ニュース」として医師や看護師、その他の職員に提供し、診療の支援や、副作用防止に努めています。
製剤業務
薬物療法を行う上で、医薬品は欠くことはできません。しかし、医師の望むお薬の全てが市販されているわけではありません。私たち薬剤師は製薬会社で製造していない病院独自のお薬を医師の依頼に基づいて作っています。
服薬指導(薬剤管理指導業務)
私たち薬剤師は医療チームの一員として、患者さんが正しく薬を服用していただけるようにベッドサイドで説明をし、その会話の中から診療の手助けとなる副作用の発現などの情報を医師・看護師にフィードバックしています。
無菌調剤業務
無菌室にはクリーンベンチが備え付けられ、高カロリー輸液(体に必要なアミノ酸、糖質、電解質、ビタミンおよびその他の微量栄養素などを含んだ栄養液)を無菌的に調製しています。
抗がん剤のミキシング業務
抗がん剤の調製とは、抗がん剤に細胞毒性があるため調製側の安全や事故防止の目的で安全キャビネットを用いて調製する業務をいいます。
注射薬調剤業務
患者さんに用いられる注射薬を処方せんに基づき年齢・投与量・期間・組み合わせなどの確認を行い、個人別に注射薬を1施用ごとにセットしています。また安全面から、患者さんの間違えを防ぐために、患者認証用バーコードを付けたラベルと注射薬をセットにして調剤しています。
治験管理業務
治験は新薬の開発になくてはならないものであり、患者さんのご理解とご協力が必要不可欠です。薬剤部では科学的、倫理的に実施するための管理業務を行っています。
自己研鑽の職場
私たち薬剤師は患者さんにより良い医療を提供するために、日々自己研鑽に励んでいます。業務終了後に新薬の勉強会、症例検討会、医療安全検討会などを実施しています。
また、学会発表を毎年実施しスキルアップを図っています。
薬剤室業務風景
散薬の調剤
PDAを用いた計数調剤
散剤自動分包機
錠剤自動分包機
1施用ごとの個人別注射薬セット
注射薬自動払出機
チーム医療における薬剤師
ベッドサイドでの服薬指導
クリーンベンチにおける無菌調整
安全キャビネットにおける抗がん剤調製
医薬品情報業務
医薬品情報室の書庫
特殊製剤
外来指導室での説明
窓口でのお薬の説明
お薬渡し窓口
薬剤管理指導の電子カルテへの記載
日本医療薬学会での発表
薬薬連携(以下、医療関係者の方へ)
トレーシングレポート
がん化学療法を受けられた患者さんの服用状況、副作用などに関する情報のフィードバックは以下のトレーシングレポートに必要事項を記入し、薬剤部にFAXを送信してください。
その他、情報のフィードバック(当院作成の抗がん剤専用レポートを使用しないフィードバックを含む)は「■愛知県共通トレーシングレポート」[一社)愛知県病院薬剤師会、一社)愛知県薬剤師会作成 https://apshp.jp/mrm/mrm_yaku.php]がございます。
がん化学療法レジメン一覧
※レジメンに記載されている投与スケジュールや投与量は患者さんの状態によって変更されることがあります。
がん化学療法レジメンに関する照会に関しては、当院薬剤部へご連絡ください。このデータは最新のものでない場合があります。